ラーメン二郎歴20年

ラーメン二郎はラーメンにあらず。それは二郎という食べ物である」

この言葉は有史以来語られてきた名言であり、現代においても全く色褪せる事なく存在している。

私は1993年2月3日、初めて先輩3人に連れられて「おうじろう(ラーメン二郎赤羽店)」に行ったのが初二郎。もやしが腐っていたのか全員が食中毒にやられて、高熱や嘔吐に見舞われた。
そもそも、ラーメンごとき行列して食すまでもないという固定観念に縛られていた私が、それから1年以上足が遠のいた事は当然であった。

やがて、三田にキャンパスが移動して否応が無しに毎日本店の前を通過する日々がやって来ると、二郎好きに遭遇しては誘いを断る日々に面倒臭い気がしてくる。
そして、二郎の二つ目の真理に出会う。

「二郎は二回食べろ」

その日からほぼ毎日二郎に通い詰めた。4年の時は、自宅付近に「せんじろう(ラーメン二郎仙川店)」が開店し、自分がこの店を育てるんだという気持ちで僭越ながら店主の松田氏とは味についてトコトン議論を重ねた。
仕事で関西に転勤してからも、東京に帰ればその足で必ず味を確認する為に松田氏に会いに来た。

私が二郎に出会ってちょうど20年という節目にあたる。松田氏が亡くなって来年で10年。二郎に出会えた幸せをかみしめながら、今日も頂きます。

男は黙って「大ダブル野菜辛目ニンニク」
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